パグとフレブルの違いは?
この疑問は犬をこれから飼いたい方や、すでにパグやフレンチブルドッグ(フレブル)が気になっている方によくある悩みです。
どちらも短い鼻と可愛らしい表情が特徴的で、性格や体格も少し似ている部分があります。
しかし実は、見た目や性格、飼いやすさなどにいくつか違いがあります。
この記事ではパグとフレブルの違いを分かりやすく比較し、飼い主さんに合った犬種選びのポイントも解説します。
パグとフレブルの基本情報|犬種の特徴と原産国の違い
パグは中国が原産で、古くから宮廷などで愛玩犬として大切に育てられてきました。
フレンチブルドッグ(フレブル)はフランス生まれで、元々は作業犬の血を引いていますが、現在は家庭犬として世界中で人気です。
どちらも短頭種(たんとうしゅ)と呼ばれ、鼻が短く、顔が平たいのが大きな特徴です。
日本でもどちらも人気犬種で、都会のマンションや室内でも飼いやすい犬としてよく選ばれています。
見た目の違い|顔・耳・しっぽ・毛色を比較
パグとフレブルはパッと見は少し似ていますが、よく見ると違いがわかります。
項目 | パグ | フレブル |
---|---|---|
顔 | しわが深い、丸顔、愛嬌たっぷり | しわは少なめ、やや四角い顔、キリッとした印象 |
耳 | たれ耳(ローズイヤーまたはボタンイヤー) | 大きくて立っている(バットイヤー) |
しっぽ | くるんと巻いたしっぽ | 短くてまっすぐ、または少し曲がっている |
毛色 | フォーン、ブラックなど(単色が多い) | クリーム、ブリンドル、フォーン、パイドなど(模様も多い) |
このようにパグとフレブルの見た目の違いは耳やしっぽ、顔の形などに表れています。
顔や体のしわの深さや耳の形で区別しやすいのがポイントです。
性格の違い|甘えん坊?マイペース?
パグは明るくてマイペース。家族が大好きで、誰とでも仲良くなれる優しい性格です。
フレブルは活発で人懐っこく、感情を素直に表現するタイプ。少し頑固な一面もありますが、愛情深い性格が魅力です。
両方とも家族とのふれあいが大好きで、子どもや他のペットとも仲良くできる子が多いです。
ただし、個体差もあるため、全てのパグやフレブルが同じ性格とは限りません。
体格・運動量の違い|大きさや力強さの比較
体重や大きさにも違いがあります。
項目 | パグ | フレブル |
---|---|---|
体重 | 6~8kg前後 | 8~14kg前後(やや大きめ) |
体高 | 25~28cm程度 | 28~33cm程度 |
体型 | ずんぐりむっくりで丸い体 | 筋肉質でがっちりした体型 |
運動量 | 散歩は1日20~30分で十分なことが多い | やや活発。散歩は30分程度がおすすめ |
フレブルは筋肉質でやや大きめですが、どちらも小型犬なのでマンションでも飼いやすいサイズです。
運動は必要ですが、長時間の運動が苦手なため無理のない範囲で楽しませてあげることが大切です。
飼いやすさを比較|お手入れ・暑さ対策・しつけの違い
パグとフレブルの飼いやすさは、住んでいる環境や家族構成によっても変わりますが、どちらも初心者におすすめされることが多い犬種です。
お手入れ面では、
- パグ:短毛でシャンプーやブラッシングも楽。抜け毛は多いけれど毎日のブラッシングでカバーできます。
- フレブル:皮膚がデリケートで、シワの間や体のケアが必要。夏場は暑さに特に弱いので、エアコンなどの対策が重要です。
また、しつけについては、どちらも飼い主さんと強い絆を作りやすいため、基本的なルールや生活習慣は教えやすいといえます。
ただし、個性や性格の差もあるので、愛情をもって根気強く接することが大切です。
健康面の違い|かかりやすい病気やケアのポイント
パグとフレブルはどちらも短頭種であるため、暑さに弱く、熱中症対策が特に重要です。
パグは目の病気や皮膚のトラブルが起こりやすく、フレブルは呼吸器系や椎間板ヘルニア、皮膚病に注意が必要とされています。
健康を守るために、日々の体調管理や定期的な動物病院でのチェックが大切です。
詳しい症状や治療については獣医師に相談してください。
どっちが向いている?生活スタイル別のおすすめポイント
家族に子どもがいる場合は、どちらも社交的なので楽しく暮らせることが多いです。
高齢者や犬を初めて飼う方は、お手入れや体力面を考えてパグを選ぶ方も多いです。
運動好きな方やアクティブな生活を送りたい方は、フレブルの筋肉質で元気な性格が合うこともあります。
それぞれの家庭環境やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
まとめ|パグとフレブルの違いを知って、ぴったりのパートナーを選ぼう
パグとフレブルの違いは見た目や性格、飼いやすさなどにいろいろな特徴があります。
どちらも家族の一員として迎えやすい素敵な犬種です。
違いを知ったうえで、自分や家族の生活に合う犬を選んで楽しい毎日を過ごしてください。
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