結論:ゴールデンレトリーバーの食費は、体重(おおよそ25〜34kg)×活動量×フードのエネルギー密度(kcal/kg)×購入単価(円/kg)で決まります。国内の最新調査では、犬の主食(ドッグフード)に月あたり約5,600円、おやつに月あたり約2,300円という平均値が示されており、まずはこの「起点」からご家庭の与え方と価格に合わせて再計算するとズレにくいです。この記事では、月・年間の目安、内訳、カロリー計算のやり方、節約のコツまでシンプルに解説します。
月と年間の目安(早見表)
中型+大型犬の平均から見た「食費の起点」
- 主食(ドッグフード):月 約5,617円
- おやつ:月 約2,308円(※おやつは1日の総カロリーの10%以内が推奨)
- 合計(主食+おやつ):月 約7,900円前後
- 年間目安(主食+おやつ):約9.5万円前後
※上記は平均の参考値です。フードの種類、購入単価、給餌量で上下します。
| 項目 | 月の目安 | 年間の目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 主食(ドライ中心) | 約5,617円 | 約67,400円 | 「起点」。ご家庭の購入価格で再計算しましょう。 |
| おやつ | 約2,308円 | 約27,700円 | 与えすぎは体重増につながりやすい。10%ルールを目安に。 |
| 合計(食費小計) | 約7,900円 | 約95,000円 | 健康管理と家計のバランスを。 |
この「目安」はどこから?根拠をやさしく解説
上の目安は、国内の大規模調査(最新年)から読み取った主食費・おやつ費の平均をベースにしています。さらに、給餌量は体重と活動量に応じたカロリー指針(獣医分野のガイド)を使って見積もると、犬種に左右されにくい計算ができます。ここで示す計算手順を使えば、あなたのフードの価格に差し替えるだけで我が家の実額が分かります。
1日の給餌量と月コストの出し方(かんたん計算)
- 必要カロリー(目安)を決める
一般的なガイドでは、25kg:およそ940〜1,170kcal/日、30kg:およそ1,080〜1,350kcal/日、34kg:およそ1,180〜1,480kcal/日が目安です(成犬・理想体型)。 - フードのエネルギー密度を確認
袋・ラベルの代謝エネルギー(ME)表示を確認します。例:3,600kcal/kg(=360kcal/100g)など。 - 必要グラム/日を計算
必要g/日 = 必要kcal ÷(フードのkcal/g)
例)必要1,200kcal/日、フード3.6kcal/g → 約333g/日 → 月約10kg。 - 月コストを算出
月コスト = 月消費kg × 1kg単価
例)1,200円/kgのフードを月10kg → 約12,000円/月。
※個体差は大きく、同じ体重でも必要量が上下することがあります。BCS(体型スコア)で定期的にチェックし、少しずつ微調整してください。
食費の内訳と「おやつ10%ルール」
主食(ドライ/ウェット)は栄養の土台です。おやつはごほうびやトレーニングに役立ちますが、1日の総カロリーの10%以内を上限の目安にすると、体重管理がしやすくなります。超えた日は主食を少し減らすなど、総量で調整しましょう。
おやつ管理のコツ
- 先に1日の総カロリーを決め、おやつ=10%の枠を取り分ける。
- ラベルにkcal/1本・100gの記載がない場合は、メーカーの情報ページで確認。
- 与えすぎた日は主食を控えめにしてバランス調整。
子犬・成犬・シニアでどう変わる?(BCSで微調整)
- 子犬(4か月超):必要カロリーはRER×2が目安。成長に合わせて段階的に見直します。
- 成犬:去勢・未去勢、活動量(散歩・運動量)で係数が変わります。無理な増減は避け、少しずつ。
- シニア:代謝・活動量が落ちやすい時期。BCS(9段階)を見ながら、量や栄養設計を調整します。
BCSは肋骨の触れやすさ・ウエストのくびれ・腹部のつり上がりなどで評価します。4/9〜5/9が理想に近いゾーンの目安です。
フード選びのコツと節約アイデア(円/100kcalで比較)
価格だけで比べるとブレやすいので、「円/100kcal」で見ると合理的です。
計算式:円/100kcal = (円/kg) ÷ (kcal/kg) × 100
- 同じ「円/kg」でも、kcal/kgが高いフードは必要量が少なくなり、月の食費が抑えられることがあります。
- ただし、体質・便の状態・嗜好なども観察し、急な切り替えは避けて段階的に移行しましょう。
節約チェックリスト
- 定期便・まとめ買いで1kg単価を下げる(消費ペースと酸化リスクのバランスを確認)。
- 中袋/小分けは鮮度管理がしやすく無駄買いを防ぎやすい。
- ポイント還元・セールは味方。ただし銘柄変更は段階的に。
- おやつは10%以内に。健康と家計の両面でメリットがあります。
※関節・皮膚・消化などの療法食は、獣医師の指導のもとで使用しましょう。価格帯が変わる場合があります。
モデルケース3つ(あなたの価格で置き換えOK)
| ケース | 体重/活動量 | 必要kcal/日(目安) | 目安の消費量 | 月コスト式(例) |
|---|---|---|---|---|
| A | 25kg・穏やか | 約940〜1,170kcal | フード360kcal/100gなら 約260〜330g/日 |
月(7.8〜9.9)kg × あなたの円/kg |
| B | 30kg・標準 | 約1,080〜1,350kcal | 同条件で 約300〜375g/日 |
月(9.0〜11.3)kg × あなたの円/kg |
| C | 34kg・活動的 | 約1,180〜1,480kcal | 同条件で 約330〜410g/日 |
月(9.9〜12.3)kg × あなたの円/kg |
最後のまとめ
- 平均値(主食約5,600円+おやつ約2,300円/月)はあくまで起点。体重・活動量・kcal/kg・円/kgで再計算して「わが家の実額」を把握。
- おやつは10%以内を守り、増えた日は主食を少し減らして総量で調整。
- BCS(9段階)を定期チェックし、少しずつ微調整。急な増減は避けましょう。
- 円/100kcalで比較すると、品質と家計のバランスが取りやすくなります。
本記事は、公的・専門機関の指針や最新データを参考に、誰でも使える目安と計算手順をまとめました。個体差や病歴によって適量は変わるため、迷ったときは獣医師にご相談ください。

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